藤家矢麻刀 出演 舞台「ことばにない 後編」

ムニ「ことばにない 後編」に出演します。藤家は連続して宮崎玲奈氏の作品に出演し続けています。ちょうど一年前に上演されました「ことばにない」(結果的に『前編』となりました)は、休憩を含み4時間30分という長編でした。本作はその続編です。レズビアンの女性が主人公の物語ですが、セクシャリティ、アイデンティティといった側面を軸に、現代社会の幾層もの断面が描かれます。今回の上演時間も4時間30分を予定しています。4人の女性たちが物語の中心ですが、そこに藤家などの男性キャストの役柄がどう絡むのか、その点にも是非どうぞご注目ください。会場は駒場東大前のこまばアゴラ劇場。宮崎氏も藤家もまだ20代後半です。90年代後半生まれの世代がクリエイトする新しい演劇の挑戦と世界観に、どうぞご期待ください。

以下、ムニ公式サイトより
【ムニとは】
劇作家・演出家の宮崎玲奈らが作品を上演する演劇カンパニーとして、 2017 年より活動。
宮崎企画の活動は2020年より開始、青年団若手自主企画宮崎企画としても活動してきた。
虚構とリアルの境界を探る創作を行う。20代の女性を主人公とした物語を多く制作。

◆宮崎玲奈氏について
ムニ主宰 / 劇作家・演出家。1996年高知県生まれ。明治大学文学部文学科在学中に、演劇学校無隣館に通い、2017年ムニを旗揚げ。以降全作品の作・演出を行う。見ること、演じること、について批評的な創作アプローチを続ける。複数のシーンをつなぎ合わせていく、日常会話を基調とした3場以上の空間と時間を同時進行させる演出手法で注目され、第11回せんがわ劇場演劇コンクールにて、ムニ『真昼森を抜ける』で演出家賞受賞。作劇は「小説的」とも評され、大学卒業制作の『須磨浦旅行譚』が令和元年度北海道戯曲賞最終候補。俳句、小説など他ジャンルの創作にも意欲的に取り組む。好きなもの、ハロー!プロジェクト、特にJuice=Juiceの工藤由愛さんを偏愛。

【本作について】
〈STORY〉
20代後半を迎える朝美、かのこ、ゆず、美緒は元高校演劇部であったことを共通点に、友人関係にある。ある日、顧問の先生の訃報と残された草稿が発見される。「わたしはことばそれ自体になりたかった」「欲望は見えなくされているだけだ」と書かれたそれは、完成された物語ではなく、レズビアンであるというカミングアウトを含んだ未完成の言葉の集合体だった。4人は残された言葉を聞き、それぞれの欲望について語りはじめようとするが。
恋人の花苗と距離を置いたかのこ。花苗の撮った人生の幸せな時間、奇跡みたいな瞬間を切り取った映画は溜まっていく。長年付き合っていた恋人のプロポーズを保留する朝美、地元にいる両親の様子を見に時折帰省するゆず、何かのメンバーになりたかったとこぼした美緒とは、連絡が取れなくなる。困難さの中で、それぞれの本当を、隠された欲望を求めていく、レズビアンの女性を中心とした4人の女性の物語。

〈INTRODUCTION〉
『ことばにない』は2019年から約4年間執筆中の戯曲(演劇の脚本のことを戯曲と言います)です。上演時間は前後編を合わせると約8時間程度の作品となっています。
はじめに、なぜこの物語を書くことになったのか、長い作品になったのか、について書きます。日本語で、レズビアンの女性が主人公の物語を書きたい、という思いが長らくありました。単なる表象だけではなく、アイデンティティについてもきちんと描くということを行いたかったのです。描こうとしているのは、日本語の物語の中で、あまり描かれてこなかった人たちの姿や言葉です。省略して見やすい物語とするのではなく、一人一人の人物の内面まで丁寧に描きたかった。
演劇では内面は描けない、想像させるのだ、と言われています。演劇の持つ普遍性とアイデンティティを語ることとは対極にあることだとも思います。作家としての志向と変えられない個人のあり方の交差するところからこの作品ははじまりました。したがって、どなたかを取材して、本作に取り組んでいる訳ではありません。一人の生活者としての、差別的な発言を投げ掛けられ落ち込んだり、おしゃべりをして楽しく過ごしている日常が創作の背景にはあります。
前編では呪いの可視化(問題提起)、後編では呪いを解く(問題解決)を指針としています。女性であり、同性愛者であるアイデンティティについて、2023年の現在地としてのフィクションの力をもって聞き、語ることを目指します。
最後になりましたが、本作後編の上演時間4時間は、物語の中の一人一人を描くために必要な時間です。そのため、最初から最後まで4時間という時間を通して、作品を観ていただきたく思っています。作品内容に関しての事前のアナウンスの実施や、上演途中で気分が悪くなった場合等には、途中退場していただけるよう、導線も確保いたしますので、お声掛けください。腰が痛くならないようにクッションもご用意しています。途中休憩もございます。上演時間等に関しては詳細が決まりましたら、ムニホームページ、SNSにて細かくアナウンスしていきますので、何卒ご理解いただきますようお願いいたします。
これは、困難の多い時代を生き抜く人々の現在形の物語であり、物語からはじまるであろうそれぞれの日常へ向かう叙事詩です。ことばにない、ことばだけじゃない、それをわたしは演劇と呼んでいるのかもしれません。  2023年6月30日 宮崎玲奈

レズビアンアイデンティティを巡る演劇、完結

ムニ「ことばにない 後編」(←公式サイトの本作のページをlink!本作についての詳細はこちらを!)
作・演出:宮崎玲奈

【日程】
11/9(木)~19(日) 駒場東大前・こまばアゴラ劇場

11/09(木)17:00★
11/10(金)17:00★
11/11(土)11:00 / 17:00
11/12(日)14:00
11/13(月)17:00 ※10:30~前編上映
11/14(火)休演日 ※17:00~前編上映
11/15(水)17:00
11/16(木)17:00 ※10:30~前編上映
11/17(金)14:00
11/18(土)11:00 / 17:00
11/19(日)14:00  全12公演+前編上映3回(前編上映の詳細は公式サイトを!)

★印=前半割引対象回
※受付開始は開演の30分前、開場は20分前です。
※上演時間は休憩を含み4時間30分の予定です。開幕が近くなりましたら、公式サイトにて最終的な時間が情報告知されます。

【出演】
石川朝日
浦田かもめ
黒澤多生(青年団)
田島冴香(FUKAIPRODUCE羽衣)
豊島晴香
南風盛もえ(青年団)
藤家矢麻刀
古川路(TeXi’s)
巻島みのり
ワタナベミノリ
和田華子(青年団)

【スタッフ】
空間設計:中谷優希
舞台監督:黒澤多生(青年団)
舞台監督補佐:水澤桃花(箱馬研究所)
照明:緒方稔記(黒猿)
照明操作:伊藤拓(青年団)
音響デザイン:SKANK/スカンク(Nibroll)
音響操作:吉田山羊
衣装:坊薗初菜(青年団)
演出助手:伊藤拓(青年団)、新田佑梨(青年団)
宣伝美術:江原未来
制作:河野遥(ヌトミック)
制作補佐:上薗誠、中越唯菜

『ことばにない』前編 撮影・編集:小宮山菜子

企画制作・主催:宮崎企画
助成:公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京[東京芸術文化創造発信助成]
協力:黒猿、青年団、TeXi’s、Nibroll、ヌトミック、箱馬研究所、FUKAIPRODUCE羽衣、プリッシマ、
ブレス・チャベス事業部、レトル

【チケット一般発売日&料金】
チケット一般発売日:8/1(火)12:00~ ※こまばアゴラ劇場支援会員は7/13(木)
料金(日時指定・全席自由・整理番号付):一般(前半割引)4,000円 一般 4,500円 25歳以下 3,500円 18歳以下 1,000円
当日券は各500円増

◇『ことばにない』前編上映(一般発売のみ) 予約・当日 2,000円

◆チケット取り扱い(PassMarket=事前決済/一般・25歳以下・前編上映)は→ こちら
◆18歳以下チケットのみ、メールにてのご予約(当日精算)となります。
件名を「ことばにない 18歳以下予約」としていただきまして、①氏名(ふりがな) ②希望日時  ③枚数 ④電話番号をご記入の上、muni62inum@gmail.com(ムニ)までお申し込みください。ムニからの返信をもって、ご予約完了となります。

※25歳以下・18歳以下の方は受付にて証明書をご提示ください。
※未就学児童はご入場いただけません。
※開場時刻より整理番号順にてご入場いただきます。その後は、整理番号に関係なく受付順にご入場いただきます。
※整理番号は【劇場支援会員→事前決済→当日精算→当日券】の順序となります。また、劇場支援会員・18歳以下の方は当日受付順、一般・25歳以下の方は決済完了順となります。
※車椅子にてご来場のお客様は事前にお申し出くださいませ。

お問い合わせ:ムニ muni62inum@gmail.com

【会場】 ※劇場名に公式サイトをリンクしています。
こまばアゴラ劇場 地図は こちら
目黒区駒場1-11-13 TEL:03-3467-2743
※駒場東大前駅からこまばアゴラ劇場までの道筋
渋谷から京王井の頭線各駅停車で2駅目、駒場東大前駅から徒歩3分です
(急行は止まりませんのでご注意ください)。 駒場東大前駅東口(渋谷方向の改札)を出て右の階段を下り、線路に沿って道なりに突き当たりまで歩きます。突き当たり右の階段を下りて、次の十字路を左へ。30mほど先にこまばアゴラ劇場があります。
※駐車場・駐輪場がありませんので、公共交通機関をご利用ください。
※劇場が建物の2階部分にあり、多くの公演が階段でのご入場となっております。車椅子など、階段でのご入場が難しい方はあらかじめ劇場・劇団までご相談ください。

公演の概要、チケット取り扱いなどの詳細は、ムニのサイト をどうぞご覧ください。ムニ公式Xこちら です。